今回は洋裁の初心者さんが、洋裁をはじめるとしたらどうしたらいいか?を具体的に考えてみます。中学校の家庭科の授業以来、縫い物経験なしといった初心者を想定。
昨日も同様の見学の方が来られてて、「どうしたいですか?」という話をしました。
初心者の皆さんを見てると、最初は短い時間で出来るものを作成するのがが良いみたいですね。やっぱり割と早く、「出来た!」という達成感を味わえないと辛くなるようです(笑)。
見学の方には今までの初心者の事例を紹介したんですが、ここにも書いてみます。参考にしてみてくださいね。
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割と良くある始め方・その1。
サイズとかフィッティングが問題にならない小物類を、作ってみる。
洋裁材料店で300~500円ぐらいで売っている簡単パターンを利用すると良いと思います。
我が洋裁教室でも様々なものを置いてます。欲しかったらその場で購入して利用可能ですのでお気軽にお声がけ下さいね。
いろんな人が居ますよ。
逸品だったのが、最初にこたつカバーを縫った方。
ひたすら直線縫い・・ミシンの練習にはもってこいです。
出来上がり寸法から逆算で、型紙無しでパーツ寸法と布地必要量を算出。裁断とファスナーつけだけ授業時間中にすませ、ミシン所持だったので後は家で作業。
こたつカバーの見た目は無難なチェック柄の布地ですが、下の側(内側の部分)を紺地に白の星柄のプリント布にして、潜ったら密かにプラネタリウム(笑)というのが素敵でした。こういうのが楽しい。
先日は結婚披露宴会場となる、店入口の暖簾作成をされた生徒さんが居られました。
ちょっと贅沢にリネンの布を使用。こだわりのプリントを旦那さんがして、合作でいい感じ。勿論、後で家でも使える様に寸法の計画をしました。
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割と良くある始め方・その2。
仮縫いなしで問題ないフリーサイズの服を作る。
ウエストゴムのものだと簡単。ガウチョパンツか、裏無しのスカート。
多分全部の作業時間を合わせても、一つ4~5時間で出来ると思います。ガウチョパンツは我が教室でもそのまま裁断に使える型紙を用意しているので、利用して下さいね。別ページで詳しく作り方順序を記述しているので、そちらも見てみてください。

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割と良くある始め方・その3。
小さい子ども(0~2歳児)のものを作る。
よくあるのはスタイとか下着とか、がばっとトレーナーのように着れる上下も便利。とにかく消耗品なので、沢山あればあるほど助かるアイテム。掲載写真はフリースで作ってある生徒さんの作品です。
手触りの良い素材で出産祝いに作り、プレゼントするのもいいかも。
時間が無い方は材料つき型紙も市販されているので、そういうものを利用すると良いと思います。
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先ず最初は、確実に自分が使うもので短時間で仕上がるものを作るのが良いと思います。
<デザイン決定→型用意→裁断→縫製>の手順を一通り体験して、全体の流れを把握してみる。
そこを一番最初にやってみるのが、洋裁初心者の始め方のポイントかな?
手作りキットでもハードルが高そうなら、難しいところを手伝ってもらいつつ作るのもありだと思います。本を読みながら出来る人はいいですが、多分、本の中の何処を読めばいいのかを作業しながら探すのが大変だと思います。
そういう場合は、洋裁教室をご利用下さいね。