洋裁が上手くなるには(コラム1・結論。沢山作ってみるべし)

洋裁が上手くなるには1(洋裁教室コモノ)

昨年あたりから急に、洋服を自作してみたいな。と考える人が増えてきたように思う。

世の中が便利になり、手作りなんて誰も見向きもしなくなった・・と思っていたのに、私としては驚きである。

あまりにも安い服が蔓延して、ちょっとした物をまぁまぁの値段で売っていた店が淘汰されてしまい、一般には決まりきった物しか手に入りにくくなった反動かもしれない。

洋裁をテーマにしたサイトを作るにあたり、他の方が洋裁の初心者向けにどのような記述をされているのかを調べてみた。すると子どもの服を作って練習して上手くなったので大丈夫、初心者向けの本を買おう!というものがあった。確かに書籍で独学できるタイプの人だと、いいかもしれない。

どうせ子どもの服は一年でサイズアウトするし、縫いがイマイチでも着せられる。どんどん作ったものを着せられる子どもに服をあげられる環境がある人(子持ち又は孫が居る人)は、そのやりかたでも良いとはおもう。しかしそうで無い場合は、自分の服を作って練習することになる。

作ったは良いが着る気にはなれない服を何回も作り、続けるモチベーションを保つのは、かなり難しい。しかし最初から難しいものを作ろうとして脱落する人も多いな・・。というのが、何年か指導してきての正直な感想である。

では、どうしたらいいのか。

ここが、結構難しい。

結論から言うと、縫いが上手くなるには「沢山縫うこと」。これに尽きる。

数をこなせば、見えてくるものがある。
だから好き嫌い関係なしに仕事でやるのが、一番習得は早い。ある程度数をやれば確実に自分がどれくらいできるか(出来ないか)、という事が分かってくる。そうすると、難しい事も自分で出来るようになってくる。何の世界も同じですね。

一つの物を作るのにどれくらい手間がかかるのか、大体の時間が全く予想出来ない人が本当に多いと思う。

世の中に物が安く売られてるので、簡単に作れると皆勘違いしがち。だが、売ってるものはそれ専用で沢山作ってるからこそ、の値段とクオリティなのです。

だからお教室に来て縫ってみて、「ええ!こんなに単純なのに、こんなに時間かかるとは!!」と驚く人が多い。生活の中に一から作るということが全く無いから、こういう感想が出るんだろうな~~ と聞いてる私のほうは思う。

キット化されてないものを作るのは、本当に時間がかかるもんなんですよ。

なにもかも知らないんだったら、とりあえずでも、手を動かして作ってみる。そこからしか何も始まらないと思う。

そこで私のお教室では、生徒さんの要望を聞きつつ、どれくらい「手取り足取り」具合にするかをいつも悩みつつ授業をしてます。

かわりにイロイロやってあげちゃうと、本当に覚えないんですよね・・。

自分で考えてやれるようにならないと、結局のところ一番面白いところを奪っちゃうし。

かといって、ずっと見守りすぎても作業が進まず、生徒さんの作る気持ちが萎える(笑)。

安心して間違ったり、悩める場所を作ること。そこに尽力しているんですが、出来なかったり失敗することを凄い恐れる人が多いよな。と最近思うんですわ。

私も山ほど駄目なもの作ってきたからこそ、いろいろ作れるようになってきたわけで。縫い間違いをほどくの、早いよ~ (自慢にならないか)。

ということで、最近は「教えること」自体を授業をすることで、凄い学ばせてもらってるな~ と思う日々。

洋裁初心者さんが学んでいくには、何をどうしたらいいか?

をこのコラムにて、これから数回に分けて考えてみます。(続く)

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